山のシューレ

お知らせ
  • 山のシューレ2016は、終了いたしました。
    沢山のご来場、誠にありがとうございました。

 皆様にはおかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。この度は特定非営利活動法人アート・ビオトープの主催するサマー・オープンカレッジ「山のシューレ2016」に多大なご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。「資本主義の終焉と生命資本」というテーマで開催された今年のサマー・オープンカレッジ「山のシューレ2016」は、6月3日(金)から6月5日(日)までの三日間の会期を滞りなく終了いたしました。

 水野和夫氏(エコノミスト)による基調講演からスタートした「資本主義の行方―成長から成熟へ」と題されたシンポジウムでは、伊藤俊治氏(美術史)のナビゲートにより、高橋睦郎氏(現代詩)と原研哉氏(デザイン)を交えて様々な観点から議論が交わされました。シンポジウム終了後の交流会は、和やかな雰囲気のなか、夜遅くまで盛り上がりました。
 翌日は毎年大人気の、農をテーマとしたトークイベント「Seeds to Table種の循環から食卓へ」が開催されました。岡本よりたか氏(自然栽培農家)と田村和大氏(種取り百姓)の種を巡るトークの後は、新鮮な自然栽培の野菜を使用したランチをお楽しみいただきました。この日開催されたもう一つのシンポジウム「近代医学の源流から統合的生命学へ」も、会場内はほぼ満席。お馴染みの能勢伊勢雄氏(展覧会・企画)による基調講演に続き、安田登氏(能楽師)と中山孔壹氏(医学)によるユニークな鼎談が開催されました。
 5日には地球環境をテーマにしたシンポジウム「自給自足エネルギーから21世紀の経済を考える」を、飯田哲也氏(エネルギー学)と藻谷浩介氏(地域エコノミスト)、地元・那須で活躍されている星野美恵子氏(エネルギー)をお招きして開催いたしました。里山を舞台に、今後のエネルギーの新しい可能性を感じるシンポジウムとなりました。レクチャー「遊びの未来」では、二期倶楽部での句集『那須いつも』などで馴染みの深い高橋睦郎氏に、ホイジンガの「ホモ・ルーデンス」から神楽歌、日本の古典から遊ぶということの意味についてまで、遊びの歴史を中心に縦横無尽にお話頂きました。
 その他、日本=ベルギー友好150周年を記念した展覧会「パトリック・ジェロラ展」、満席が続く自転車や金継ぎワークショップ、昨年の開き舞台「イナンナの冥界下り」を契機として生まれた、世界最古の文字の一つである楔形文字のワークショップなどを実施した「山のシューレ 2016」は、能とブレイクダンス、狂言による斬新な結び舞台「海神別荘」で幕を閉じました。アート・ビオトープ那須の敷地で開催されたガーデンマルシェでは、地元の味やお買いものをゆっくりとお楽しみ頂きました。

 期間中は連日気持ちの良い晴天に恵まれ、輝くような木々の緑のなか、今回も数多くのお客様にお越し頂き、様々な人が自由に交感し、それぞれの思いを深める充実した三日間となりました。改めて皆さま方の多大なご支援、ご協力に心よりお礼を申し上げるとともに、取り急ぎ簡単なご報告まで申し上げます。2017年、山のシューレはいよいよ10周年を迎えます。山のシューレ2017は2017年6月上旬での開催を予定しています。今後とも「山のシューレ」を何卒よろしくお願い申し上げます。

2016年6月吉日
特定非営利活動法人アート・ビオトープ「山のシューレ2016」実行委員会

2016年のテーマ「資本主義の終焉と生命資本」

山のシューレ2016開催にあたり

資本主義の終焉と生命資本

20世紀の経済活動は貨幣へ交換可能なものの動きにより進行してきました。この交換価値の蓄積は資本と呼ばれ、資本は流通することでその状態を保持してきました。しかし時代は物から情報へ大きくシフトし、商品価値のあり方や価値保存の方法、さらには資本自体の考え方も変わってきています。グローバリズムの浸透する21世紀に私たちが直面する多くの問題は、貨幣価値や効率公正といった基準を与えてきた経済と環境資源という二分法がもはや成り立たなくなっていることを示しています。同時に生産や消費から切り離されたかのような〈遊び〉が社会全体の動機づけになっていることを見逃してはなりません。利害を離れ、日常から遊離し、欲望を停止させる聖域としての〈遊び〉こそ実は高度な文化活動や知の進展に欠かせない原動力だったのです。すべての社会や文化の現象に付添い、それらを生命化させている〈遊び〉の精神は、生命が生命であるための根本的な要求でした。資本-貨幣の身体を超えでてゆく規範がそこには秘められています。政治学や地理学が境界線を次々に引き、軍事力や経済力が人間を支配する世界は終わりました。代わって生命の倫理を核とした新しい資本が増殖し始めています。山のシューレ2016 は、こうした生命資本とでも言うべき未来の種の行方を様々な領域から探ってゆきます。

伊藤俊治(美術史 東京藝術大学美術学部教授)

6月3日|金|

オープニングシンポジウム「資本主義の行方 ― 成長から成熟へ」
基調講演
水野和夫(エコノミスト)
時 間:16時30分 ~ 17時30分
会 場:観季館 大ホール

鼎談
水野和夫(エコノミスト)× 高橋睦郎(詩人)× 原研哉(デザイン)
モデレータ:伊藤俊治(美術史)
時 間:18時00分 ~ 20時00分
会 場:観季館 大ホール

交流会
時 間:20時30分 ~ 22時00分 ※交流会申込者のみ
会 場:観季館

参加費:基調講演+鼎談 8,000 円
参加費:基調講演+鼎談+交流会 13,000 円

6月4日|土|

庭プロジェクトⅡ関連企画 農・シェアファーム
対談&ビオ・ランチ「Seeds to Table 種の循環から食卓へ」
対談
田村和大(種採り百姓) × 岡本よりたか(環境活動家・自然栽培農家)
時 間:12時00分 ~ 12時45分
会 場:ガーデンレストラン

ガーデンレストラン ビオ・ランチ
浅川光晴(二期倶楽部ガーデンレストラン シェフ)
モデレータ:松浦まみ(写真家・自然食研究家)
時 間:13時00分 ~ 14時30分
会 場:ガーデンレストラン

参加費:対談+ビオ・ランチ 8,000 円  ※満席となりました。

ワークショップ「金継ぎワークショップ」
ナカムラクニオ(6次元店主)
時 間:14時00分 ~ 17時00分
会 場:アート・ビオトープ那須
参加費:3,000 円  
持ち物:欠けた器(3点まで)
※「金継ワークショップ」のお席は定員となりました。

シンポジウム「近代医学の源流から統合的生命学へ」
基調講演
能勢伊勢雄(展覧会・企画)
時 間:15時00分 ~ 16時00分
会 場:観季館 小ホール

鼎談
能勢伊勢雄(展覧会・企画)× 中山孔壹(医学)× 安田登(能楽師)
時 間:16時30分 ~ 18時00分
会 場:観季館 小ホール

参加費:基調講演+鼎談 6,000 円

6月5日|日|

自転車+那須+マルシェ=オーガニック・ライフ
ツール・ド・マルシェ!
時 間:9時00分 ~ 13時00分
受 付:アート・ビオトープ那須
参加費:2,500 円※軽食付
クロスバイクレンタル料 2,500 円
※「ツール・ド・マルシェ!」のお席は定員となりました。

ワークショップ「古代文字から文明の根源を感じる」
—楔形文字・マイタブレットづくり
高井啓介(宗教学・宗教史・シュメール語)× 安田登(能楽師)
時 間:10時30分 ~ 12時30分
会 場:アート・ビオトープ那須
参加費:4,000 円

シンポジウム「自給自足エネルギーから21世紀の経済を考える」
基調講演
飯田哲也(エネルギー学)・ 藻谷浩介(地域エコノミスト)・ 星野恵美子(エネルギー)
時 間:11時30分 ~ 12時30分
会 場:観季館 大ホール

鼎談
飯田哲也(エネルギー学) × 藻谷浩介(地域エコノミスト)× 星野恵美子(エネルギー)
時 間:12時45分 ~ 14時15分
会 場:観季館 大ホール

参加費:基調講演+鼎談 6,000 円

レクチャー「遊びの未来」
高橋睦郎(詩人)
時 間:15時30分 ~ 17時30分
会 場:観季館 小ホール
参加費:5,000 円

ワークショップ「金継ぎワークショップ」
ナカムラクニオ(6次元店主)
時 間:14時00分 ~ 17時00分
会 場:アート・ビオトープ那須
参加費:3,000 円  
持ち物:欠けた器(3点まで)
※「金継ワークショップ」のお席は定員となりました。

結び舞台「海神別荘」
安田 登(能楽師)|奥津健太郎(能楽師)|奥津健一郎(能楽師)|笹目美煕(子方)|Junko☆|蛇澤多計彦|城ノ脇隆太|我妻良樹|玉川奈々福(浪曲師)|東雅夫(アンソロジスト、文芸評論家)|秋浜 立|伊藤順子|大島淑夫|中川善史|山下 耕|眞貝峰子|槻宅 聡(能管)|ヲノサトル(音楽)
時 間:18時00分 ~ 20時00分
会 場:観季館 大ホール
参加費:5,000 円

6月3・4・5日|金・土・日|

ワークショップ「ガラス  テラリウム作り」
時 間:10時30分 ~/11時30分 ~/12時30分 ~/13時30分 ~/
    14時30分 ~/15時30分 ~/16時30分 ~ (各回30分〜1時間程度)
会 場:アート・ビオトープ那須
参加費:3,000 円

6月3・4・5日|金・土・日|

期間限定オープン
「バー・ラジオ 尾崎浩司の時」

時 間:18時00分 ~ 23時30分
会 場:観季館バー
神宮前にあった伝説のバー、初代「バー・ラジオ」。彫刻家・若林奮の手による重厚な内装とカウンターは、二期倶楽部・観季館に移築されています。その伝説的な空間が、山のシューレ期間中、尾崎浩司さんによる「バー・ラジオ 尾崎浩司の時」としてオープンします。キッチンガーデンのハーブや那須の素材を用いた特別なカクテルをお楽しみください。

6月1日|水| ―7月30日|土|

EXHIBITION
日本・ベルギー友好150周年
ベルギー前衛作家 パトリック・ジェロラ展 色彩の奏でる世界へ

パトリック・ジェロラ(現代美術)
パトリック・ジェロラ 「創造Ⅱ」 フレスコ/カンヴァス、1998

パトリック・ジェロラ(現代美術)
時 間:11時00分 ~ 17時00分
会 場:にきホール(入場無料)
2016年、日本とベルギーは、1866年に外交関係を樹立してから150周年を迎えます。その節目の年を記念して、ベルギーの前衛作家、パトリック・ジェロラさんによる展覧会を開催いたします。舞台でも活躍する作家の作品は、鮮やかな色彩が躍動的な音と光を放っているかのようです。二期倶楽部の空間と、豊かな色彩とのハーモニーをお楽しみください。

お申込は、オンラインまたはFAXにて承っております。

オンラインでのお申込は、下記フォームより必要事項をご入力のうえ、お申込ください。
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FAXでのお申込は、下記お申込用紙(PDF)をダウンロードしていただき、必要事項をご記入のうえ、アート・ビオトープ那須宛にFAXにてお送りください。Fax. 0287-78-6627
山のシューレ2016 FAXお申込用紙(PDF)


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