![[オープニングシンポジウム3部] 開き舞台](images/stage/img_01.gif)
「補陀落(ふだらく)」=観音菩薩の浄土といわれた栃木県日光。かつては、死を遂げてご加護をいただく「補陀落渡海」の風習もあり、日光への旅は死と再生の旅でもありました。この開き舞台では、その北上に位置するこの那須という土地を、再び生をいただく「再生の場所」と解き、『奥の細道』を地に『夢十夜(夏目漱石)』を綾に、こもごも交錯する語り(安田)の中で、狂言師(奥津)、コンテンポラリーダンサー(楠美)、能管(槻宅)そしてチェロ(新井)と豪華キャストがコラボレーション。クライマックスには、狐の面をつけた地元の子どもたちによる「白面金毛九尾狐太鼓」が競演。その素朴な、そして勇壮な打楽器の音は、二期倶楽部の森の中を支配し、那須湯本の殺生石、九尾狐伝説にまつわる那須土地の物語を繰り広げていきます。
平安の昔、帝の愛する妃に「玉藻の前」という美人がいたが、これは天竺(インド)、唐(中国)から飛来してきた九尾の狐の化身でした。帝は日に日に衰弱し床に伏せるようになり、やがて、陰陽師の阿倍泰成がこれを見破り、上総介広常と三浦介義純が狐を追いつめ退治したところ、狐は巨大な石に化身し毒気をふりまき、ここを通る人や家畜、鳥や獣に被害を及ぼしました。やがて、源翁和尚が一喝すると石は三つに割れて飛び散ったといわれています。そのうちの1つが殺生石であると伝えられています。
地元の伝統芸能「白面金毛九尾狐太鼓」の演奏は、 白装束に狐のお面を着けたメンバーが勇壮に叩くもの。
今回は九尾子狐たちが協力、舞台を盛り上げてくれます。
安田登(下掛宝生流能楽師・ロルファー) 1956年生まれ。
能楽師(下掛宝生流ワキ方)にして、米国生まれのボディワーク「ロルフィング」の日本で数少ない公認ロルファー。身体、論語などについて研究をされ、子どもたちを対象に寺子屋も開催している。主な著書に『能に学ぶ身体技能』(ベースボール・マガジン社)、『疲れない体をつくる「和」の身体作法』(祥伝社)、『ワキから見る能世界』(NHK出版)など多数。
| 開催日程 | 7月30日(金) |
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| 参加費 |
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| 講話テーマ | 自然は叡知を秘めています。自然は宇宙についての無限の情報を孕み、自らの内部から生命を生み、ついには人間をこの地球に送りだしてきました。人は自然の 叡知を学びながら、自然を母体に成長してきたのです。21世紀に必要なことは自然が語りかけるものに耳を傾け、人間と自然の間に新しい生き生きとしたイン ターフェイスをつくりだすことでしょう。私たちの世界にもう一度、失われた叡知を注ぎこみ、私たちの言葉や心に慎ましさと謙虚さを取り戻し、人間と自然の 壊れかけた関係を修復してゆかなければなりません。 |