山のシューレ

2012年 山のシューレ

「未来の器」としての日本 ─ 日本から学ぶ ─

5回目となる「山のシューレ2012」は、「自然の叡智と人の叡智-未来の器としての日本」をテーマに、2012年7月28日から30日まで開催されました。 未来を結ぶ強い思いを込めて、私たちが暮らす日本という場所の記憶を読み解き、時を超えて生み出されてきた「かたち」と「関係」とを見つめ直した、3日間だけの特別な学校。「これまでとこれからの文化・社会・経済をとく:産業商品経済を超えて、「場所」と「文化資本」の 21世紀へ」と題するオープニングシンポジウムで幕を開けたこのシューレでは、一流の講師陣による講座や舞台、ワークショップの数々が開催されました。

2012年の開き舞台は、安田登さんらによる「黄泉の通い道-『古事記』と漱石の見た夢」。『古事記』と『夢十夜』という死と生の世界を行き来するふたつの物語を、夢の中の夢の物語として新たに編んだ舞台です。槻宅聡さんの笛、奥津健太郎さんの狂言、高須賀千江子さんのダンスが一体となり、幻想的な世界が広がりました。 李御寧さんと姜 尚中さんによるシンポジウム「ユーラシア(ユーロ+アジア)の極東-日本の位相を掴み直す」では、日本の位相をユーラシアという大きな枠組みの中で捉え直すことで来るべき日本のあり方を模索しようとする、情熱的な議論が交わされました。

シンポジウム「日本的モダニズムの創出はいかに可能か-西欧がみた日本」では、美術史家の伊藤俊治さんによる基調講演のあと、自然と生態系を基盤にした新たな日本的モダニズムの可能性について、柏木博さんと新見隆さんを交えての鼎談が行われました。

緑あふれる二期倶楽部の庭内には、大田原在住の竹工芸家の勝城蒼鳳さん(人間国宝)による竹のオブジェが展示されました。

那須界隈のユニークなお店が一同に集まった横沢マルシェでは、連日ステージや小さなワークショップも開催され、多くのお客さまで夜遅くまで賑わいました。


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